日本承継成長研究所

日本承継成長研究所

承継を、次の成長
入口に。

社長は交代した。けれど、先代と後継者の関係は、そのまま続いています。
近い立場どうし、とくに親子の場合は、直接では話しにくいことがあります。私たちは、その間に入ります。

Japan Succession Growth Institute
Turning Succession into the Next Stage of Growth.

50年の経営自分で承継した側が、席にいます
1+3ヶ月まず1ヶ月。続けるかは、そのあとで
二人で同席渡す側の言葉と、受け取る側の言葉

私たちの目的

目指しているのは、
子孫の永い繁栄です。

承継は、そのための入口です。会社を渡すことでも、株を移すことでもありません。そこで働く人と、次の世代と、そのまた次の世代が、永く繁栄し続けること。私たちが見ているのは、そこです。

木は、実を残す。
人は、根っ子を残す。
2026年8月 実践経営学会 発表論文「根っ子学」結語より

残すのは、財産や会社に加えて——次の世代が自分の根っ子で考え、価値を受け継ぎながら方法を更新できる土壌です。だから私たちは、渡す手続きではなく、渡したあとに伸び続ける状態をつくることに時間を使います。

ここで言う「子孫」は、血のつながりだけを指しません。会社を受け継ぐ次の世代と、そこで働く人たちのことです。渡す先がご子息でも、社員の方でも、外からお迎えする方でも、見ているところは同じです。

会社を残すことが目的か

会社という器を、次の代へ引き渡すこと。

続く人たちが、永く繁栄することが目的か

器はそのために形を変えていくもの、と考えること。

ここが、分かれ目です。私たちは、後者を目的とされる方とご一緒したいと考えています。

なぜ、第三者が入るのか

株価もスキームも整った。
それでも、大事なところで話が止まります。

止まっているのは、手続きではありません。同じ会社を見ていても、渡す側と受け取る側では、見えている景色が違うからです。

先代

任せたい。けれど、まだ任せきれない

守り抜いてきたものがあります。渡すことが、その全部を手放すことのように感じられる。だから、口では「任せた」と言いながら、最後の判断だけが手元に残ります。

後継者

受け継ぎたい。けれど、自分の経営もしたい

背負う覚悟はあります。同じやり方のままでは続かないことも、見えている。それを言えば否定になる気がして、言わないままになります。

どちらにも、それぞれの正しさがあります。だから、どちらか一方では解けません。

会社を守り抜いた側の理屈と、これから背負う側の理屈。その両方をそのまま同じ席に置き、見えるようにする。先代と後継者という近い立場だからこそ、直接では話しにくいところに、私たちが入ります。

なぜ、私たちが間に入れるのか

承継を語る立場ではなく、
自分で承継した側として、席にいます。

渡す側の世代と、受け取る側の世代。どちらの言葉も、同じ席にあります。60代の社長に若い側だけで話すと、話が届かないことがあります。両方の世代がその場にいるからこそ、双方が歩み寄れます。

藤井 薫

根っ子学

藤井 薫

株式会社 大和製作所 創業者/「根っ子学」提唱者

自らの承継経験から、渡す側の葛藤を扱います

27歳で創業し、製麺機メーカーをゼロから業界トップへ育てました。そして私自身、息子への事業承継を経験しています。

50年、経営の問題は解いてきました。けれど承継だけは、同じやり方では進みませんでした。親としての感情、創業者として守りたいもの、後継者の自立。ここは経営の理屈だけでは解けませんでした。その理由を突き止め、体系にしたものが「根っ子学」です。

青峰 隆

第二創業の設計/AI活用支援

青峰 隆

後継者の「やりたいこと」を、事業の形にします

受け取る側の立場から、次の柱をつくります

関係が通ったあとに残るのは、「では、これから何をするのか」です。そこを事業の形にするのが私の担当です。

先代には藤井が、後継者には青峰が、それぞれの側から入ります

藤井は過去から今までを、青峰はこれからを扱います。役割がはっきり分かれているので、どちらの側にも「自分の話をする相手」がいます。

二人について、詳しく見る

私たちが引き受けること

知る → 通す → 渡す → 動かす。

はじめの1ヶ月で現在地を見て、そこで進むかどうかを双方が決めます。続く3ヶ月で、話が通る状態をつくり、役割と権限を渡し、第二創業の最初の一歩まで動かします。どの月も、二人で同席します。

  1. 知る ── はじめの1ヶ月・現在地診断根っ子診断とお一人ずつの面談で、承継が何によって止まっているのかを特定し、現在地診断書としてお渡しします。ここで区切っていただけます。
  2. 通す ── 本支援1ヶ月目家族の根っ子会議と認識解放(言えないままだった認識を、その場で共有できる状態にすること)。渡す側と受け取る側の間で、話が通る状態をつくります。
  3. 渡す ── 本支援2ヶ月目何を残し、何を変えるのか。役割と権限の移行を明文化します。
  4. 動かす ── 本支援3ヶ月目第二創業の方向を決め、AI・ITで社長の時間を空け、最初の一歩を実行します。

お手元に残るもの

気持ちの整理で終わらせず、文書にして会社に残します

  • 現在地診断書 承継が、いま何によって止まっているのか
  • 家族・経営の関係マップ 誰と誰の間で、何が止まっているのか
  • 権限移譲の設計書 何を、いつまでに、誰へ渡すのか
  • 第二創業の構想 次の柱をどこに置くのか
  • 90日ロードマップ 最初の一歩を、いつ、どう動かすのか

1+3ヶ月の中身と費用を見る

公的データで確かめられていること

承継したあとの数年に、
はっきりした傾向が出ています。

以下は、中小企業白書と日本政策金融公庫の調査が示している傾向です。いずれも平均・分布・相関であり、個々の会社の結果を約束するものではありません。そのうえで、私たちが何をそこから設計したかを、分けて書きます。

数値読み取れること出典
1年後 −0.2%
→ 9年後 +2.1%
同業種平均との差で見ると、承継後2年間の平均はわずかにマイナスでした。プラスに転じるのは3年目、差が開くのは5年目からです。 2023年版 中小企業白書
第2-2-12図(同業種平均との差分)
43.8% / 17.5% 業績の差と強く関連していたのが、新しい取り組みの有無でした。小企業では、業績が良くなった会社の割合が 17.5% → 43.8% と差が出ています。 日本政策金融公庫論集 第29号
(2015年11月)図-2
57.3% / 48.8% 社内の信認の有無によっても、差が出ていました。信認がある会社が新しいことに取り組むと57.3%、信認がないまま取り組むと48.8%です。 2023年版 中小企業白書
第2-2-35図(「高」+「やや高」)
信認があって何もしなかった会社(52.4%)が、信認がないまま新しいことに取り組んだ会社(48.8%)を上回っていました。

この結果から、私たちは信認づくりを先に置いています。データが示しているのは分布の差までで、順番そのものの因果までは示していません。そのうえで現場での実感とも重なるため、1+3ヶ月をこの順番で設計しました。

図の全体と、原典の読み方を研究ノートで見る

経営者の内側にあるものを、
承継できる形にする。

創業者が持っているものは、株式や資産だけではありません。判断の癖、譲れないもの、口に出されないまま社内に効いているもの。それらを見える形にして次の世代へ渡すための体系が「根っ子学」です。2026年8月、その研究成果を学会で発表しました。

学会発表

根っ子学による経営者の潜在意識の可視化
── デジタル化: 事業承継への応用を中心に

2026年8月30日(日)/実践経営学会 発表者:藤井 薫(根っ子学提唱者・株式会社大和製作所 創業者)

創業者の内面を26の類型と7つの段階で捉え、後継者へ渡せる形に整えるための研究です。

発表の要旨を読む

根っ子学

強みも、承継を止めているものも、
同じ根から出ています

創業者の判断の型を26の類型と7つの段階で捉え、気づいていただく順番まで含めて設計するのが根っ子学です。片方だけを取り除くことはできないため、順番が要ります。

根っ子学とは何かを読む

日本の長寿企業から、世界の承継へ。

創業100年を超える企業は、日本に 33,076 社。世界の100年企業の 41.3% が日本にあります(2位の米国は24.4%)。200年を超える企業では、世界の 65% が日本です。私たちは、承継を専門に扱う場所を日本に創り、世界企業の承継までを見据えた活動をしています。

出典:日経BPコンサルティング 周年事業ラボ「世界の長寿企業ランキング」(2020年4月6日発表/2019年10月時点。帝国データバンクおよびビューロー・ヴァン・ダイク社 Orbis 企業情報による)
これから何をしていくのかは、私たちについてに書いています。

まず、いまの現在地から。

10の問いは無料で、3分で終わります。先代・後継者・ご家族・幹部の方が別々に答えると、答えの差そのものが現在地になります。